
スマホのカメラ性能を知りたい
スマートフォンのカメラ性能は、どんどん良くなっています。
カメラの画素数も上がっており、レンズもデュアルレンズ、トリプルレンズ、クアッドレンズまで出ています。
2019年末には1億画素の端末も登場しており、今はデジカメを持ち歩かないでスマホで用が済んでしまう時代になりましたよね。
でもカメラの画質は画素数だけでは判断できないんです。
レンズに関してはライカやソニーなど、レンズメーカーによって画質の優劣はありますし、同じレンズでも端末のチューニングによって写真の写り方が全然違ってきます。
暗所とか夜景をどのように処理するか、AIで被写体をどのように認識するか、などです。
つまり、3200万画素のスマホが1600万画素のスマホより良い写真が撮れる、とは限らないのです。
じゃあ、自分が持っているスマホのカメラ性能はどうやって判断すればいいのでしょうか。
写真を比較しているレビューやブログサイトを確認する
性能を判断する一つの方法として、レビューサイトやブログを確認するという方法があります。
そういったサイトでは、何種類かの機種で同じ被写体を映した写真を並べて比較していますので、それぞれの違いを分かりやすく確認できます。
レビューアは、どこの色がクッキリ出ているとか、空の色が実際と近いとか言って、どのスマホの画質が良いか、優劣を付けます。
でもその評価って本当に正しいのでしょうか。
写り方や色あいなどは人によって好みがありますし、そもそもどのような設定で撮ったか分からないですよね。
特定の機種を良く見せるために、比較機種の画質を下げて撮ったり、画質の良くないスマホを比較対象にしているかもしれませんよね。
ですので、そういったサイトは参考情報のひとつにするのは良いと思いますが、そのサイトに載っている情報が全てではないと思ったほうが良いです。
DxO MARK を確認する
もう一つの方法として、DxO MARK というサイトを確認するという方法もあります。


DxO MARK とは、スマートフォンやカメラ、レンズを科学的に評価する独立したベンチマークです。
DxO MARK のページはこちら
Dxo MARK のスマートフォンのページはこちら
プロが工業等級の研究機材を用い、デバイスの写真や動画のクオリティを表します。
スコアが高ければ高いほどクオリティが高いことになります。
また、様々な大手メディアにその道の権威であると見なされて引用されており、信用を得ています。
つまり、写真のプロが画質を評価しますので、レビューサイト等よりも信用できるのではないでしょうか。
ただし、これに関しても好みの問題などがありますので、完全に正しいとは言い切れません。
しかも、こういった機関であっても、意図的に特定の機種の評価を上げていることもあり得ます。
評価者も人間なのですから、自分が使用している端末の数値を上げてしまったり、政治的な圧力がかかる事があるかもしれません。
あくまでも、参考情報のひとつとして活用するのが良いと思います。
現時点のランキング
2020年1月24日時点では、下記のようなランキングになっています。
上位機種のみ紹介いたします。

まとめ
いかがでしょうか。
DxO MARK はカメラの性能という、あいまいなものを第3者が数値で評価してくれるのですから、とても役に立つと思います。
一方では、そのようなサイトを妄信することは危険ですので、自分で考えることも大切な事です。
ぜひともこのサイトを参考にして、指標の一つとして活用してみてはいかがでしょうか。